「予約のズレがなくなり、トラブルが激減」。帝京大学医学部附属病院 中央放射線部がOpeOne導入で実現した血管造影室の業務改革。

帝京大学医学部附属病院
- 病院規模
- 1000床〜
- 都道府県
- 東京都
- 診療科・部署
- 中央放射線部
導入前の課題
- 電話対応が業務を中断
検査・治療中でも医師からの電話に対応せざるを得ず、処置に集中できない
- 予約管理の「三重管理」
紙の予約台帳・ホワイトボード・電子カルテのオーダーが並存し、情報のズレが頻発
- 書き写しミスによるトラブル
予約台帳からホワイトボードへの転記漏れで、看護師・臨床工学技士が予定を把握できないケースが発生
- 経験者しか電話対応できない
予約調整には症例の知識と経験が必要で、責任者に業務が集中
導入後の効果
- どこからでも予約状況を確認可能に
5部屋ある血管造影室のどこにいても、iPadで予定を把握できるように
- 書き写し作業がゼロに
紙台帳とホワイトボードの二重管理が不要になり、転記ミスが解消
- オーダー漏れ・予約漏れの防止
「オーダーはあるのに予約がない」問題の解決に期待
- 病棟との情報共有も視野に
将来的に病棟にも導入することで、患者搬送のタイミング調整もスムーズに
電話対応のみのスタッフは用意できない
インタビュアー(以下イ):
まずは普段の業務について教えてください。放射線技師として、血管撮影室ではどのようなことをされているのでしょうか。
阿部さま:
基本的には医師のサポートですね。血管造影装置の操作や、撮影した画像の処理をしています。リアルタイムで撮ったCT画像をカテーテル操作のナビゲーションに使えるよう再構成して、その場で表示したりとか。
イ:
それは同じ患者さんの処置中に、リアルタイムでやるんですね。
阿部さま:
そうです。だから処置中は集中していたいんですが、そこに電話がかかってくることもあります。人数が少ない部署なので、電話対応専任のスタッフは用意できないんです。処置につきながら電話対応しなきゃいけない。それが一番困るポイントですね。
あと、電話対応は今のところ責任者のみでやっています。依頼の手技がどのくらい大変そうか、いま既にスケジュールされている症例はまわせるか、などの即時的な判断が必要です。
イ:
電話を受けて、その場で返答しなきゃいけないのですね。なかなかストレスがかかりそうです。
阿部さま:
今のところは経験がないと判断できない状況です。最終的には責任者以外もできるようにしたいと思っていて、システム化できれば誰でもできるようになるかなと思うのですが。
予約台帳、ホワイトボード、電子カルテ。三つのズレが問題だった
イ:
血管造影室の中央に大型モニターがあって、スプレッドシートで予定を管理されていましたよね。あれはなぜ作ったのですか?
阿部さま:
もともとは紙の予約台帳があって、それをホワイトボードに毎週書き写す作業をしていました。でもその作業がすごく煩雑で。。。結局、予約台帳とホワイトボードと電子カルテのオーダーと、三つの情報源ができてしまって、ズレが生じることがすごく多かったんです。
イ:
具体的にはどんなズレが?
阿部さま:
オーダーが入っているのに、予約台帳には記入されていない。つまり、私たちに連絡が来ていないというケースが多々ありました。あとは、予約台帳に書いてあったものをホワイトボードに書き忘れて、看護師さんや臨床工学技士さんが予定を把握していないとか。
イ:
それは怖いですね。
阿部さま:
はい。聞いていなくて、急遽その当日に無理やりやるしかなくなったこともありました。そうすると残業が増えますし、診療科との雰囲気も悪くなったり……。

スプレッドシートでも解決できなかった問題があった
イ:
スプレッドシートを導入して改善された部分もあったと思いますが、それでも解決できなかった課題はありましたか?
阿部さま:
そうですね。スプレッドシートにしても、電子カルテのオーダー出し忘れや、オーダーは出ているけどスプレッドシートには入力されていない、という問題は残っていました。そこを何とかしたいと思っていたところに、OpeOneのお話をいただいたんです。
イ:
放射線情報システム(RIS)で予約管理する選択肢もあったと聞きましたが。
阿部さま:
RISにも血管造影の予定を管理するアプリケーションがあったんですが、ユーザビリティやレイアウトがちょっと使いにくくて。それで結局使わないという話になっていたところに、OpeOneの話が出てきて「こっちはどうですか」となった感じです。
どこからでも確認できる。それが一番のメリット
イ:
OpeOneを導入してみて、どんな変化がありましたか?
阿部さま:
一番は、どこからでも確認できるようになったことですね。血管造影室は5部屋あるので、以前は大型モニターがある場所までいちいち戻らないといけなかった。今はiPadでも見られるので、その必要がなくなりました。
イ:
先生方にとっても便利ですか?
阿部さま:
先生たちはそもそも血管造影室にいないこともあるので、外来や病棟からでも確認できるのは大きいと思います。

病棟にも導入すれば、患者搬送のタイミングも改善できる
イ:
今後、期待されていることはありますか?
阿部さま:
病棟にもOpeOneを導入して、常に周りの部署も血管造影室の予定を把握できるようになるといいなと思っています。今は病棟から「今、何番目に呼ばれるのか」「進捗はどうなっているのか」を確認する手段がないんです。
イ:
今は電話で呼び出しているんですか?
阿部さま:
そうです。電話してみたら「もう呼ばれるんですか?まだ準備できてません」みたいなことが結構あって。OpeOneで見られれば、「そろそろ呼ばれるから準備しておこう」という動きも出てくるんじゃないかと思います。
イ:
電話をなくすことは可能でしょうか?
阿部さま:
完全にはなくせないと思いますが、減らすことはできると思います。各診療科の先生方との調整が済めば、翌日以降の予約に関しては電話はほぼなくなるかなと。あとは、OpeOneのOCRで患者情報を取り込みできるようになれば、オーダー忘れも防止できて、予約のズレが完全になくなると期待しています。
トラブルが減ることが一番。診療科との雰囲気も良くなる
イ:
業務効率化によって、一番のメリットは何だと思いますか?
阿部さま:
一番はトラブルが減ることですね。予約台帳とホワイトボードの書き写しミスがなくなる。オーダーを出しているのに予約されていない、という行き違いもなくなる。患者さんに迷惑をかけることも減りますし、診療科との雰囲気が悪くなることもなくなると思います。
イ:
ありがとうございました。


